天文・宇宙に関する資料の調べ方
天文・宇宙について調べようと思った時、どのような資料から情報を得れば良いのでしょうか。
現在は、インターネットを始めとした様々なメディア媒体で、情報を知ることができます。
その中から、オススメの調べ方について紹介します。
初級者向け(小学生・中学生向け, 一般向け)
国語辞書や図鑑などには、言葉の意味や説明図が書いてあります。
自宅に辞書や図鑑がないときは、学校や公共の図書館などで調べてみましょう。
さらに、興味を持った時は、関連する書籍などを調べてみると、詳しいことを知ることができます。
また、図書館でのリファレンスサービスを利用するのも良いでしょう。
図書館の職員の方が、調べもののお手伝いをしてくれます。
図書館の司書の方にたずねてみてください。
オススメの書籍
岩波ジュニア新書(岩波書店)
ブルーバックス(講談社)
星空のはなし, 河原 郁夫 著(地人書館)
オススメの雑誌
子供の科学(誠文堂新光社)
ニュートン(ニュートンプレス)
中級者向け(高校生・大学生向け, 天文ファン向け)
もっと、詳しいことを知りたいときは、専門の書籍や雑誌を見てみましょう。
惑星や太陽、恒星、星雲・星団、星座や星座にまつわる神話などについては、オススメの書籍に目を通してみてください。
また、近くの科学館や博物館、天文台やプラネタリウムなどの職員の方にたずねてみると、オススメの書籍を紹介してくるかもしれません。
オススメの書籍
天文年鑑(誠文堂新光社)
日本の星名辞典, 北尾浩一
オススメの専門雑誌・科学雑誌
星ナビ(アストロアーツ)
天文ガイド(誠文堂新光社)
日経サイエンス〔SCIENTIFIC AMERICAN の日本語版〕(日経サイエンス)
ナショナルジオグラフィック日本語版(日経ナショナル ジオグラフィック)
インターネット上のコンテンツ
上級者向け(大学生以上, 研究者の卵, 博物館や科学館・プラネタリウムの職員向け)
さらに、詳しい情報を得るためには、中級者向けの資料を十分に理解・活用することができ、さらに英語で書かれた書籍や資料などを見る必要があります。こうした知識が必要になってくるころには、自然と主要な情報源にたどり着くことができるようになってきていると思います。
参考までに、宗像ユリックスプラネタリウムでの解説等では、以下のような情報源をソースにしています。
天体に関する様々な物理情報(主に恒星・銀河・星雲・星団に関する位置・明るさ・距離・色などについて)【英語】
SIMBAD(シンバッド) http://simbad.u-strasbg.fr/simbad/
フランス・ストラスブール天文データセンターの天文データベース。1979年から運用されている。
流星群の活動に関する情報【英語】
IMO(International Meteor Organization 国際流星機構) https://www.imo.net/
毎年、翌年の流星群の活動予想が Meteor Shower Calendar で公開されている。
太陽活動やオーロラの発生状況などについて【英語・日本語】
https://spaceweather.com/ 太陽活動(太陽風, 太陽フレア, CME, 黒点数など)やオーロラの発生状況についてまとめてあるポータルサイトです。
このサイトのリンクから、さらに太陽観測衛星や地球観測衛星の情報にもたどり着きやすくなっています。
また、太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など「宇宙天気予報」に関する情報については、日本語で読める以下のサイトもオススメです。
宇宙天気予報(国立研究開発法人 情報通信研究機構) https://swc.nict.go.jp/
宇宙天気ニュース(鹿児島工業高等専門学校)http://swnews.jp/
星の名前・語源に関する書籍【英語】
Star Names, Richard Hinckley Allen
A Dictionary of Modan Star Names, Paul Kunitzsch and Tim Smart
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