プラネタリウム機器

1988年のオープンから23年目の2011年3月19日に、宗像ユリックスプラネタリウムはリニューアルしました。
2023年12月9日に、デジタルプラネタリウム用プロジェクタとPCサーバを更新しました。

【プラネタリウム本体・恒星】

【プラネタリウム本体・恒星】 ドイツのカール・ツァイス社製の光学式プラネタリウム「SKYMASTER ZKP-4」を導入しました。
実際の空に近い星の色や明るさを再現しているため、以前より星座が見つけやすくなりました。

また、プラネタリウム本体の大きさが小さいため、座席からの視界が遮られにくくなっています。

メーカー:カール・ツァイス(九州初導入)
形式名:SKYMASTER ZKP-4(日本初導入)
恒星の数:7,000個(肉眼で見える6.3等星まで)

【映像・高精細プロジェクター】

プラネタリウムのドーム全体に、風景や星座の絵や名前、宇宙の様々な姿などを高精細に映し出すプロジェクターです。
ハイビジョンの4倍に相当するウルトラハイビジョン(UHD・4Kテレビ)の高解像度で、ドームに映像を映し出します。
また、プラネタリウム本体の大きさが小さいため、座席からの視界が遮られにくくなりました。
2023年12月のプロジェクタ交換により、光源がレーザーになり、より明るい映像を映し出せるようになりました。

メーカー:日本ビクター(JVC) DLA-VS401RJ + 東京現像所 特製魚眼レンズ
解像度:4,096×2,400pixel

【デジタルプラネタリウム(Uniview + StellaDomePro)】

星座の絵や名前、各種の線を表示するために、新たにデジタルプラネタリウムを導入しました。
光学式プラネタリウム(ZKP-4)の星空に合わせて、様々な図や文字、映像を表示することができます。
また、惑星を巡る宇宙旅行のシーンなどでも、デジタルプラネタリウムを活用しています。

デジタルプラネタリウム1:Uniview(SCISS, オリハルコンテクノロジーズ
デジタルプラネタリウム2:Stella Dome ProAstroArts
投影補正・映像再生:Amateras Serverオリハルコンテクノロジーズ

プラネタリウムの機器のデータです。

項目データ備考
ドーム直径:12m
ドーム見切り高:2.3m
スクリーンパネル339枚(78枚×4段+26枚×1段+円形1枚)
開口率:8.73%
座席数80席内6席は車椅子対応可能
光学式の投影星数7,000個ハロゲン光源, 光ファイバー式
肉眼で見える6.3等級まで
光学式の星雲星団数25個肉眼で見える星雲, 星団, 銀河
デジタル式プラネタリウムSCISS/Orihalcon Uniview 2.1
AstroArts StellaDomePro
Orihalcon AmaterasServer
デジタル式解像度4K×2.4K
1pxがドーム面で平均4.6mm
JVC DLA-VS401RJ 6,000lm
解説用プロジェクタ4Kプロジェクタ:1台
2Kプロジェクタ:1台
4K:JVC DLA-X590R 1,800lm
2K:JVC DLA-X3 1,300lm
音響システムスピーカー:7台
(内2台はサブウーファー)
5.1ch, 24bit 96kHz ハイレゾ対応
空調(換気量)4,130m3/h室内容積が590m3なので8分半で換気
実対流部では約3分で換気
場内照明87W 4台1台あたり72LED, 計288LED
ムービングライト10W 2台
ストレージ容量計56TB(40TB+16TB)