毎年、この時期(ゴールデンウィーク明け頃)にみずがめ座η(エータ)流星群が極大を迎えます。
活動時期は毎年4月19日~5月28日頃となっています。
流星群の極大は今年は5月6日の昼頃(日本時間)とされていますので、5日の深夜から6日の明け方がチャンスということになります。
流星は、過去に彗星などが残した塵(チリ)と地球の大気とが衝突することで発光します。
みずがめ座η流星群の元となる彗星(母天体)は、1986年に太陽に接近したハレー彗星(1P/Halley)です。
今年は最大で1時間に5~10個ほどの流星が見られると予測されています。
この流星群は夜明け頃にかけてたくさんの流星が見られる傾向にありますが、福岡では午前2時47分に月齢25(満月の時の明るさを100%とした時の輝面比28%)の月が昇ってくるため、それ以降は暗い流星は見つけづらくなります。
そのため、月が昇る前に観察するのがオススメです。みずがめ座のあたりだけでなく、空全体を広く見るようにしてみてください。
年間を通じて有名な流星群は、1月しぶんぎ座流星群、8月ペルセウス座流星群、12月ふたご座流星群ですが、近年これに続くものとしてみずがめ座η流星群があげられています。本当にこれだけ見えるのかなという気持ちで眺めてみてください。
また、このみずがめ座η流星群は木星の公転周期と連動し、12年でピークが変動するという説があります。
今後の観測で、こうした説が確かめられるのではないかと期待されています。
参考:国際流星機構(IMO)[英語]